【医師監修】いずれは糖尿病もオーダーメイド治療、その遺伝子とは

日本人の2型糖尿病に関係した遺伝子

日本人の2型糖尿病に関係している遺伝子が、2008年に理化学研究所から発表されました。それはKCNQ1という遺伝子で、この解析には2型糖尿病5,149人と健常人4,176人の比較で解明されました。
でもKCNQ1とはなに、この遺伝子がどうなると2型糖尿病になるのか、わからないのが一般的です。

そこでこの遺伝子が2型糖尿病にどのように関係しているか簡単に解説します。
まず膵臓のβ細胞からインシュリンが分泌される仕組みがわかれば、KCNQ1遺伝子の意味がわかります。

インスリンが分泌されるためには、われわれが食事をするとブドウ糖が身体のなかに入り、続いて膵臓のβ細胞の中に入ります。そうするとカリウム(イオン)がβ細胞の外に出られなくなり、かわりにカルシウム(イオン)が入ってきます。そうするとカルシウム(イオン)がインスリンの入った袋を外に出してくれるのです。こうしてインスリンが分泌されます。
ところがKCNQ1の変異をもつ人は、この遺伝子が細胞から出られなくなったカリウム(イオン)を外に出してしまうのです。つまりカルシウム(イオン)がβ細胞に入ってこれなくなりインスリンが分泌されなくなるのです。

このようなKCNQ1の変異をもつ糖尿病患者さんは、2型糖尿病の2割といわれています。

また、糖尿病に関係する肥満でも、リスクになる遺伝子が発見されています。それは「β3アドレナリン受容体」遺伝子と呼ばれています。

しかし、このような糖尿病に関係する遺伝は、まだまだ発見されていません。

1 2 3

注目記事

もっと見る
糖尿病とうまくつきあう 会員登録
糖尿病とうまくつきあう 会員登録
健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」
健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」

糖尿病とうまくつきあう トークルーム

糖尿病とうまくつきあう トークルーム

【歯と口の健康週間】最近歯医者さんに、いつ行きましたか?

おいしい食事やバランスの良い食事を続けるためにも口と歯の健康が大切ですが、自分自身で異常に気づくのは難しいこともありますよね。
そこで、今回のテーマはこちら!
「最近歯医者さんに、いつ行きましたか?」

このトークルームを見る

糖尿病クイズ 〜あなたはどのくらい知っている?〜

糖尿病QUIZ!(基礎知識編)

血糖値を下げる働きをもつホルモンは「インスリン」、では血糖値を上げる働きをもつホルモンは何でしょう?
1. ドーパミン
2. グルカゴン
3. グレリン

正解はこちら

第7回 糖尿病川柳

記事ランキング

カテゴリ一覧

月2回届く糖尿病関連ニュースレター 管理栄養士監修 糖尿病レシピ

糖尿病ニュース

もっと見る

最新記事

食事で予防

もっと見る

カロリー制限で治療と予防

もっと見る

運動で治療と予防

もっと見る

生活習慣で予防

もっと見る

治療と予防コラム

もっと見る

おでかけして予防

もっと見る
合併症 症状 糖尿病 足病変