【医師監修】舐めすぎには要注意!のど飴との上手な付き合い方とは?
のど飴の種類って?
味も香りも種類豊富な「のど飴」。そもそも普通の飴との違いは何なのでしょうか?
実はのど飴は以下のように「医薬品」「医薬部外品」「食品」の3種類に分類されます。
(1)医薬品
医薬品として、有効成分による効能・効果が認められている製品です。医薬品の中でも、成分や効き目によって「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」に分類されます。
医薬品の「のど飴」は、製造に国の承認、販売にも国の許可が必要です。そのため、薬剤師や登録販売者のいるコンビニ、薬局や、ドラッグストアなどでしか買うことができません。
せきに対する効果があるものは、この医薬品の「のど飴」だけになります。
(2)医薬部外品
医薬部外品は、医薬品に準じて、有効成分による効果が認められている製品です。医薬品に比べ、効き目が穏やかで副作用も非常に少ないことが特徴です。
そのため、製造には国の承認が必要ですが、販売は許可が必要なく、コンビニやスーパーなどで買うことができます。せきに対する効果はなく、基本的にのどのトラブルの原因菌を殺菌・消毒することで、のどの痛みや腫れに効果を発揮します。
(3)食品
医学的な効能・効果の認められていないお菓子が該当します。ミントやハッカなどが含まれることが多く、舐めることでのどがスッキリしたり、潤ったりする効果が期待できます。
ドラッグストアに限らず、さまざまな場所で販売されています。
医薬部外品や医薬品ののど飴は、「1回の服用後、2時間以上間隔をあけて服用」と記載がされていますが、これは「のど飴」を舐めすぎると、飴に含まれる成分がのどや舌の粘膜を傷つける可能性があるからです。
また、短時間にたくさんの「のど飴」をとると、唾液が不足し、口の中がより乾燥してしまい、さらに「のど飴」を食べる……こんな悪循環にはまらないよう、食べすぎには注意しましょう。