治療と予防コラム

CGMは承認部位に装着を。インスタグラムでわかった米国のCGM利用の実態は?


承認部位以外にCGMを装着する際は注意が必要

承認部位以外に装着する人の割合が高い理由に関して、研究に関わったユタ大学のMichelle Litchman氏は「痛みを和らげることができる」「瘢痕(皮膚面の腫物や傷が治癒した後に残るあと)組織を避けて装着できる」などの理由が考えられると述べています。

さらにこの研究では、承認部位ではない部位にCGMを装着した場合の装着成功率も示されました。多くの人が装着している部位については、上腕後部の成功率はおよそ80%、腹部では77%、大腿部では69%でした。

一見、承認部位以外であっても装着がしっかりできるようにも思えますが、承認部位以外のCGMの装着に問題がないわけではありません。Michelle Litchman氏は、糖尿病患者さんは下肢に感染を起こすリスクが高いことを理由をあげて、下肢のCGM装着は特に避けるべきだとしています。その上で、承認部位以外にCGMを装着したい場合は、まず主治医に相談することが大切だと述べています。

ここで紹介した研究では成功率に大きな差は見られないことが示されましたが、下肢の感染などのリスクが生じる可能性があることを考慮すると、やはり承認部位以外のCGM装着には注意をはらわなければいけません。

ソーシャルメディアの情報は、同じ糖尿病患者さんがどのようにCGMを利用しているかを知る上で参考になるかもしれません。しかし一番確実なのは、専門家の意見にもとづいて使用することです。医師の指導を大事にして、適切な範囲でCGMを装着しましょう。

参照・参考
Clinical Endocrinology News│Continuous glucose monitors aren’t just for abdomens anymore

1 2 3

PR注目記事

健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」

糖尿病クイズ 〜あなたはどのくらい知っている?〜

糖尿病QUIZ!(基礎知識編)

糖尿病になりやすいのはどこの国の人でしょう?
1. 日本
2. アメリカ
3. オランダ

糖尿病とうまくつきあう

糖尿病ニュース

近視の予防に自然光!? 屋外での運動に取り組もう!

糖尿病の運動療法としても推奨される屋外でのウォーキング。 近年の研究では、自然光を浴びることで近視の対策にもなると報告されています。 詳しくは「続きを見る」よりご覧ください。 ...

糖尿病患者さんは注意が必要! 「五十肩」の症状とは?

細菌、肩こりに悩まされていませんか? 一口に肩こりと言っても原因は様々で、なかでも糖尿病患者さんは「五十肩」になりやすいとされています。 今回は、五十肩の症状や対応策についてご紹介します。 ...

その他の記事

アクティブ・フォー・オール拠点が行うロコモ予防の取り組みとは?

現代人は昔に比べて体を動かす機会が少なく、「ロコモティブシンドローム(以下ロコモ)」予備群の数は増加傾向にあるといわれています。中でもメタボの方や、身体能力が衰えやすい糖尿病患者さんは、特にロコモのリ ...

食後10分のウォーキングが効果的! 肥満や血糖値の改善にウォーキングを

ウォーキングをはじめとした有酸素運動は、糖尿病の予防・治療に有効な習慣です。しかし、ウォーキングを続けようと考えてはいるものの、仕事や家事などで忙しく、なかなかまとまった時間を取れないという方も多いの ...

黄砂に要注意! 黄砂の翌日は急性心筋梗塞が増加

東アジアの砂漠から強風に運ばれて飛来する「黄砂」は、飛来する過程で大気汚染物質や微生物が付着する場合があることから、健康への悪影響が懸念されています。 さらに最近の研究では、黄砂が観測された翌日 ...

糖尿病の運動療法にも。クロスフィットのメリットとは?

「クロスフィット」というトレーニングをご存知でしょうか。 これは機能的高強度トレーニング(F-HIT)と呼ばれるトレーニング方法の1つで、筋力やスタミナ、持久力などの能力をバランスよく高めたり、 ...

緑内障の予防改善における、ミカンのポリフェノールの効果とは?

緑内障は日本人の視覚障害の中でももっとも多い症状で、40歳以上の日本人では20人に1人が発症しているといわれています。糖尿病患者さんの目の病気というと、糖尿病白内障が思い出されますが、実は緑内障もまた ...

一覧に戻る

Facebook始めました!レシピ集更新中!
レシピ集

糖尿病ニュース

糖尿病になりました

PAGETOP