【医師監修】インスリン注射・インスリンポンプってどんな方法?

必要な分を注入器で投与する「インスリン注射」

専用の注入器を用い、インスリン製剤を皮下に注射する方法です。主に食事の前に行います。
病状や注入するインスリン製剤の種類により、1日に1回~複数回注射することがあります。

1型糖尿病の場合には、日常的な分泌である「基礎分泌」と、食事の際に行われる「追加分泌」のいずれもができなくなっているため、それぞれを補う2種類のインスリン注射薬を投与する必要があります。この2種類を注射する療法は、「頻回注射法」と呼ばれます。

継続的にインスリンを注入できる「インスリンポンプ」

携帯型のインスリンポンプをお腹に装着し、継続的に皮下にインスリンを注入する方法です。「基礎分泌」を補う分はタイマーをセットしておくことで自動的に注入され、食事の前には追加ボタンを押すことで「追加分泌」の分も補うことができます。

インスリンポンプでは持続的にインスリンが注入され続けるため、過剰な注入で低血糖になっていないか、またチューブがうっかり外れて血糖コントロールができなくなっていないかに注意する必要があります。特にお子さんの場合には、どこかに引っ掛けたりしていないか、気をつけてあげてください。

近年ではインスリンポンプとともにセンサーをお腹に装着し、血糖値の変動のモニタリング(CGM)が行われています。CGM機能を搭載し、血糖値に異常な変動があった場合にはアラート機能で知らせるインスリンポンプを用いた両方をSAP療法といいます。CGM機能付きのインスリンポンプでは現在の血糖値が数字で示され、また血糖値の変動もグラフで表示されるので、自分の状態をビジュアルとして把握することができます。

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