認知症の対策にも! インターバル運動が脳を活性化

インターバル運動に期待される効果とは

冒頭で触れた筑波大学、中央大学、ポーランドグダニスク体育大学らの国際共同研究グループでは、「インターバル運動」が認知機能に与える影響についての研究を行いました。インターバル運動とは高強度の運動と提供度の運動を交互に繰り返す運動方法です。

この研究では、運動習慣がない25人の健常者を対象に、「運動」と「安静」をランダムに割り当てた順序で実行してもらいました。「運動」では、2分間のウォーミングアップの後、事前に測定した最大有酸素運動力の60%に相当する強度の自転車運動30秒と休息30秒のインターバル運動を計8セット行ってもらいました。「安静」では、運動の代わりに10分間座位での安静を保ってもらいました。

「運動」と「安静」のそれぞれの前と15分後には、実行機能を評価するストループテストを、「運動」と「安静」を実施中には脳活動を評価する酸素化ヘモグロビンの濃度変化を計測しました。

その結果、インターバル運動を行うことで、脳の実行機能は高まり、脳活動では注意や集中、記憶能力を司る左の前頭前野背外側部の活動が活発になっていることがわかりました。この結果から、研究グループはインターバル運動が脳の活性化に有効である可能性を指摘しました。

この運動効果が糖尿病患者さんにも有用かどうかは現在も研究が続けられています。しかし、運動が認知症予防に効果を期待できる可能性があるという点は、糖尿病の運動療法に取り組む患者さんにとってはモチベーションを維持するひとつの要因になりうるでしょう。
今回ご紹介した情報も参考に、運動習慣の継続を心がけましょう。

参照・参考
認知症とは?原因・症状・対処法から予防まで | 認知症ねっと
認知症と糖尿病の関連性 | 認知症ねっと
A transferable high-intensity intermittent exercise improves executive performance in association with dorsolateral prefrontal activation in young adults – ScienceDirect

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