スタイルを意識して、積極的にウォーキングを!

ウォーキングは、誰でも簡単にできる改善方法

ウォーキングは、糖尿病の予防や改善に関する研究や報告が多い運動療法のひとつです。

2016年、欧州糖尿病学会の医学誌に、ウォーキングなどの運動と糖尿病の関係性についての研究が掲載されました。

この研究は米国、アジア、オーストラリア、欧州の延べ124万5,904人の糖尿病を患っていない人が対象となっており、3年から23.1年間の追跡調査を行ったものです。この期間中、対象者のうち8万2,319人が2型糖尿病を発症しました。

2型糖尿病を発症した患者さんとそうではない人の習慣を比較し、発症リスクとの関係を分析したところ、1週間あたり11.25METs/時(エクササイズ)の運動を行っている場合には、糖尿病の発症リスクが26%低下するという結果が示されました。

「METs/時(エクササイズ)」というのは、身体活動の量を表す単位で、安静時の何倍のカロリーを消費しているかを示しています。ちなみに時速5kmのウォーキングを毎日30分、1週間続けた場合の身体活動の量は、10.5メッツ・時となります。

この調査は、ウォーキングに限定した糖尿病の発症リスクとの関連を示すものではありません。しかし、研究に関わっているケンブリッジ大学のセーレン・ブレーグ氏はこの結果を受けて、運動の習慣が耐糖能異常の改善につながると述べた上で「ウォーキング・ロードをつくり運動をしやすくするなど、環境の整備も必要」と、ウォーキングのしやすい環境が多くの人の健康の増進につながると指摘しています。

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