スタイルを意識して、積極的にウォーキングを!

スタイルを意識して、効果的なウォーキングを

こうした研究からも、ウォーキングは糖尿病患者さんが取り入れたい運動のひとつと言えます。さらに、近年はそのウォーキング時の姿勢によっても、効果が変わるという興味深い研究も進んでいます。

たとえば、2014年に行われた、カナダのクイーンズ大学の研究では、2つのグループに、それぞれに「肩を丸めて腕の動きが小さい、落ち込んだ時の歩行のスタイル」「背すじを伸ばして歩幅を広くとる、幸せな気分の時の歩行のスタイル」をとってもらい、その効果を検証しています。

この時、あらかじめ示しておいたネガティブな意味を持つ言葉とポジティブな言葉を混ぜたリストの中から、ウォーキングの後でも覚えていたものを選んでもらいました。

すると、落ち込んだ時の歩行のスタイルをとっていたグループの多くは「恐れ」「不安な」といったネガティブな言葉を、幸せな歩行のスタイルをとっていたグループの多くは「かわいい」「良い」といったポジティブな言葉を覚えている傾向がみられました。

この結果は、歩行のスタイルが実行する人の気分を左右する可能性を含んでいることを示しています。ポジティブな姿勢でウォーキングをすることにより、ストレスが軽減できたり、ウォーキングそのものが続けやすくなったりする可能性も高いのです。ほんの少し意識をするだけのことですが、実行するメリットは大きいといえるでしょう。

今回は、ウォーキングに関する情報をご紹介しました。これからはウォーキングのスタイルにも注目して、糖尿病の治療に取り組んでみてはいかがでしょうか。

参照・参考
Springer Link│Physical activity and incident type 2 diabetes mellitus: a systematic review and dose–response meta-analysis of prospective cohort studies
NCBI│How we walk affects what we remember: gait modifications through biofeedback change negative affective memory bias.

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