治療と予防コラム

水は身体にイイっていうけど、ダイエットにも効くって本当?!

暑い夏、毎日のように「水をこまめに摂って脱水に注意」と言われる季節になりました。
水は身体の源とも言われており、身体の水分が足りなくなると、さまざまなところに不調が現われます。


このように、身体にとって大切な「水」ですが、ダイエットにも使えるというのをご存知ですか?
どのように水を飲むとダイエットに効果的なのでしょうか?
また、なぜダイエット効果が現れるのでしょうか?


食前の水分摂取で食欲と摂取エネルギーを抑えることができる

水を飲むダイエット法はいたってシンプルで、水を多く飲むというものです。
特に食前に水を飲むことでダイエット効果があることが研究で明らかにされています。
なぜ効果が現れるのでしょうか?


まず、ノーカロリーの水を飲むことで空腹感を紛らわせることができる点。


アメリカバージニア工科大学のブレンダ・デヴィー氏らの研究では、55歳~75歳の軽度肥満~肥満者の男女48人を対象に、食前にコップ2杯の水を飲むグループと飲まないグループに分けてランダム試験を実施しました。


実験参加者には1日1,200~1,500Kcalのカロリー制限食を摂るように指示しました。
12週間後、飲水者グループは、非飲水者に比べて2㎏の減量効果があったとのことです。


デヴィー氏は、食前の飲水によって胃が膨らんで食べ過ぎを防ぐことができる点を体重減少の理由のひとつとして挙げています。


また食前の水分摂取によって、食事のエネルギー量の減少効果があることも分かっています。
同氏はかつて非肥満者に対して実験を行い、これを立証しましたが、2008年には肥満者に対しても実験を行い、同じく効果が認められたということです。


食前の飲水による食事のエネルギー量減少の度合いは、年齢・性別・BMIや普段の水分摂取量に関わらず同様の効果が見られたとのこと(※1)。
今後、長期的な体重コントロールに有効かどうかを更に研究し、肥満問題の解決につなげたいとしています。
※1 参考:http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18589036


積極的な水分摂取で代謝促進、便秘予防

また、水分摂取による代謝促進効果についても研究されています。


ドイツのマイケル・ボッシュマン医学博士らが行った実験によると、肥満ではない健康な男女7人ずつに対し、17オンス(約535ml)の水を飲んだあとのカロリー消費を調べたところ、男女とも30%までのカロリー消費促進が認められました。


水を飲んだ後10分以内にカロリーの消費が始まり、最長で30~40分継続したとのこと。
研究者は1日に1.5リットル以内の水を摂るようにすると、1年間で17400カロリーを余分に消費することにつながり、5ポンド(約2.25㎏)の減量につながるだろうと試算しています。


その他にも、水分摂取によって便秘解消が期待できます。
水分が不足すると、便が硬くなり便秘になりやすいためです。
ダイエットの大敵とも言われる便秘、これを解消できると気分も身体もスッキリすることでしょう。


体質によっては水分摂取量を調整

それでは、具体的にどのような水をどれだけ飲めばいいのでしょうか?
一般的には1日1.5Lと言われていますが、皮膚科医の友利新氏は「水を吸収しにくい体質の人は、水を摂り過ぎると身体が冷えやすいので、1日1Lが目安」としています。


水を飲んだときに胃がちゃぽちゃぽしやすい方は、水を吸収しにくい体質の可能性が高いとのこと。

自分の体質を見ながら水分摂取量を調整しましょう。
Contrexなどの硬水はミネラルが豊富で便秘解消にも効果がありますが、下痢になりやすい体質の方もいるので、体調を見ながら試してみてもいいでしょう。

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