ホテルや病院で提供される、糖尿病患者さん向けのフレンチの内容とは

境港総合病院はフレンチクリスマスメニューの詳細を公開

また、鳥取県にある境港総合病院では年に2回、糖尿病外来に通院している患者さんを対象にした「糖尿病食事会」という取り組みを行っています。そこでは地元のフレンチレストランのシェフの協力のもと、600kcal以下、なおかつ旬を抑えた地場産の食事を用いたフランス料理のフルコースを提供しています。

クリスマスのシーズンには、この時期ならではのフレンチクリスマスメニューが提供されました。その内容は以下の通りです。

・前菜 里芋とサツマイモのテリーヌ
・スープ 牛蒡のコンソメスープ
・魚料理 日本海で獲れた鯛のサラダ仕立て
・肉料理 仔羊のきのこ包み南仏風煮込み
・パン 白パン
・デザート とれたて人参のババロア

このメニューは1食分で567kcal、食塩相当量は2.3gです。フランス料理はカロリーが高くなりがちですが「蒸す」「煮る」といった調理法を中心にして油の使用量を抑えたり、満腹感が得られるように野菜やキノコを多く使うことで、低いカロリーを実現しました。他にも、燻製にして香りをよくしたり、彩りよく野菜を盛りつけるといった、食が進むための工夫も行われています。

さらに、このレシピが掲載されているウェブサイトのページには、エネルギーを500kcal以下に抑える工夫として「仔羊は豚ヒレ肉に変更し、魚料理はノンオイルドレッシングを使用」、塩分摂取量を2g以下に抑える方法として「スープと肉料理の下味で使用する塩を減らす」というポイントを紹介しています。

境港総合病院を運営している社会福祉法人恩賜財団済生会の公式ウェブサイトでは、上記のフレンチクリスマスメニューをはじめ、数多くのメニューのレシピが掲載されています。食事療法のメニューの幅が広がるのはもちろんですが、糖尿病患者さん以外も充分に楽しめるメニューも多く掲載されているので、大事なイベントの食事を考える際にも参考になります。

食事制限の観点から、糖尿病患者さんの中は外食を控える方もいるようですが、今回紹介した事例のように、提供してくれるお店を訪れたり、公開されているレシピを参考にすると、糖尿病患者さんでも美味しい食事が楽しめます。こうした取り組みに注目して、さらに充実した食事療法を行いましょう。

参照・参考
糖尿病患者にも食の楽しみを 新潟中央区 フレンチと懐石提供 – 新潟日報
糖尿病でもフルコース フレンチクリスマスメニュー 全国 “季節のmy行事食”| 社会福祉法人 恩賜財団 済生会

1 2 3

注目記事

もっと見る
健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」
健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」
健康道場「緑でサラナ」
健康道場「緑でサラナ」

糖尿病クイズ 〜あなたはどのくらい知っている?〜

糖尿病QUIZ!(基礎知識編)

糖尿病になりやすいのはどこの国の人でしょう?
1. 日本
2. アメリカ
3. オランダ

>> 正解はこちら
第6回 糖尿病川柳入賞作品発表

記事ランキング

カテゴリ一覧

月2回届く糖尿病関連ニュースレター 管理栄養士監修 糖尿病レシピ

糖尿病ニュース

もっと見る

最新記事

食事で予防

もっと見る

カロリー制限で治療と予防

もっと見る

運動で治療と予防

もっと見る

生活習慣で予防

もっと見る

治療と予防コラム

もっと見る

おでかけして予防

もっと見る
合併症 症状 糖尿病 足病変