【医師監修】低血糖はチョコレートで対応できる?ブドウ糖との違いとは

放置すると危険な低血糖症状

血糖値が低下すると、冷や汗や手のふるえ、頭痛や生あくびなどの症状があらわれ、重篤な場合にはけいれんや昏睡に陥ってしまう場合もあります。代表的な症状をあらわす低血糖の「はひふへほ」が知られています。「は」らが減り、「ひ」や汗、「ふ」るえは低血糖、「へ」んにドキドキ、「ほ」うちは昏睡、というものです。

低血糖の症状は、血糖値がおよそ70mg/dL以下になると現れ始めるといわれています。該当する症状が生じた場合には血糖値を測定して確認し、ブドウ糖10g、あるいはブドウ糖を含む飲料水150~200mlを摂取して経過をみます。

血糖値を下げる薬やインスリンを投与している糖尿病の患者さんの場合、いつもと食事の量が違ったりインスリンの量が多かった時などに低血糖症状が起こることがあります。

チョコレートは低血糖に有効?

低血糖症状が生じた場合には、血糖値を回復させる必要があります。低血糖症状が起こった時にブドウ糖をとるのは、ブドウ糖がすぐに体内に吸収されるためです。では甘いお菓子、例えばチョコレートを食べることは低血糖に対して有効なのでしょうか?

糖質は大きく単糖類と二糖類・三糖類などのオリゴ糖、そして多糖類に分類することができます。単糖類は体内でそれ以上分解されない最小の単位です。

ブドウ糖は代表的な単糖類で、グルコースとも呼ばれ、体のエネルギー源となっています。他の糖質は体内で一度ブドウ糖のかたちにまで分解された後に吸収されます。このため、ブドウ糖と比べると摂取してからエネルギーになるまでに少し時間がかかります。

一般的なチョコレートには、主に二糖類であるショ糖と乳糖が含まれています。このため低血糖発作が起こり、速やかに血糖値を回復するためには必ずしもベストではなく、やはりブドウ糖をとることが望ましいといえそうです。

もっとも比較的速やかに血糖値を回復させることには違いありません。低血糖発作が起こった時にチョコレートが手元にある場合には、食べて回復に努めましょう。

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