体型は気になるけれど、やめられない! 間食するなら何をどれくらい食べる?
間食をする時に気をつけたいポイント
間食とは、朝昼晩の3回の食事以外に食べるおやつや軽食、夜食のことです。私たちの生活が豊かになるにつれ、1日を通して食べ物が周りにあるという状態も少なくありません。食べ過ぎてしまうことは問題ですが、間食には食生活に彩りや潤いを添えたり、ストレスを解消したりするといった役割もあります。
上手な間食をするためには、いつ、どんなものを、どれくらい食べるのかが大切です。
(1)いつ食べるのか?
朝昼晩の3回の食事の際に上がった血糖値は、時間経過によって徐々に下がっていきます。しかし、下がりきっていないときに間食を食べると、再び血糖値は上昇し、血糖値が高い状態のまま次の食事を食べたり、翌朝の起床を迎えたりすることになります。そのため、タイミングとしては3食の食事の一部として食べることが推奨されています。また、摂取カロリーを消費するためにも、その後の活動量が多い午前中に食べることも推奨されています。
(2)どんなものを食べるのか?
間食する際には、乳製品や果物、野菜など、普段の食事でなかなか取り入れられない栄養素を含む食品を選ぶとよいとされています。手作りすることで量の調節もしやすいのですが、実生活では市販品を購入することも多いでしょう。その場合は、何を選ぶのかがポイントです。糖尿病の食事療法においては、間食の単位は80kcalと言われています。大袋ではなく、小分けとなっているタイプを選ぶと良いでしょう。また、裏面のエネルギー量を確認し、できるだけ低カロリー・低脂質のものを選ぶことが大切です。
(3)どれくらい食べるのか?
スナック菓子などの食感の軽いものは、つい食べ過ぎてしまうので量の管理が必要です。また、専門店などで購入するデザート類には、エネルギー表示のない食品も多く存在します。普段よく食べる食品が、どれくらいのエネルギー量であるか把握しておくことは重要です。1日の摂取エネルギー量から、どれくらい間食していいかを把握し、オーバーとならないように気をつけましょう。