仮設住宅の暮らしをサポート。健康支援プログラムの内容とは?
仮設住宅では健康への配慮は重要課題
災害の影響で自宅での生活が送れなくなり、仮設住宅や避難所での生活を余儀なくされた際には、さまざまな理由から健康に支障をきたす可能性があります。
例えば、慣れない環境や自由の利かない環境での生活では体を動かす機会が減るので、エコノミークラス症候群や日常動作に障害をきたすロコモティブシンドロームといった症状のリスクが高まります。
特に高齢の方は、筋力の低下や関節が固くなるといった影響が出やすいので注意が必要です。厚生労働省はウェブサイトの中で、身の回りのことは自分で行ったり、可能な作業には参加するようにして、なるべく体を動かす機会を増やすように呼びかけています。
また、体を動かさない状況が長く続いていると、気持ちが沈みがちになり、強いストレスを感じてしまう可能性があります。
普段の生活が送りにくい仮設住宅や避難所では、心身に大きな影響がおよびます。そのため、こうした環境で長い生活を送ることになった際には、健康管理が重要な課題となります。