【医師監修】妊娠中に血糖値が上がるのはなぜ?

胎盤からインスリン拮抗ホルモンが分泌される

妊娠中に血糖値が上がる原因のひとつは、胎盤から分泌されるホルモンにあります。ヒト胎盤ラクトーゲン、プロゲステロン、エストロゲンといったインスリン拮抗ホルモンがインスリンの働きをにぶらせるため(インスリン抵抗性の増大)、血糖値が上がってしまうのです。

この場合、出産によって胎盤が体外へと排出されると、ホルモンの働きがなくなるためインスリン抵抗性は減少し、血糖値は正常に戻ります。

つわりと高血糖の悪循環に注意

妊娠中の高血糖を助長するもうひとつの原因は、つわりにあります。つわりのために食事がとれない、あるいはのどを通るものを食べるしかない状態が続く結果、食事の習慣が乱れ、血糖値も上昇してしまうのです。

糖尿病の患者さんで神経障害を発症している場合、自律神経の障害として胃不全麻痺が生じることがあります。胃不全麻痺は胃の運動障害で、食欲不振や吐き気、嘔吐などを引き起こします。この胃不全麻痺のある患者さんは、つわりが強い可能性があると言われています。高血糖のためにつわりが生じ、つわりのために血糖コントロールが乱れてさらに高血糖に…という悪循環に陥らないよう、注意が必要です。

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1. ドーパミン
2. グルカゴン
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