特殊構造のマットレスが糖尿病の治療に期待。睡眠の質と症状の関係は?

睡眠の質が肥満や糖尿病のリスクに影響する

前章で紹介した研究の結果は、マットレスと睡眠の質との関連、そして睡眠の質が糖尿病に影響することを逆説的に示唆しています。

睡眠が糖尿病の症状に関わっていることは以前から指摘されており、予防や改善において重要な生活習慣だと位置づけられてきました。たとえば、睡眠時間が足りずにストレスがたまると、インスリンの働きが悪くなり、血糖値が下がりにくくなってしまいます。他にも疲れによって運動不足を招いたり、グレリンなどのホルモンの増加が原因で食欲が増したりと、睡眠不足がきっかけで糖尿病のリスクが増してしまうのです。

この睡眠と糖尿病リスクの関係は、時間だけで図ることはできません。十分な睡眠時間を確保していても、睡眠の質が低いと時間に応じた効果が得られず、糖尿病のリスクが高くなってしまいますが、睡眠時間が足りなかったとしても、睡眠の質を高めることでリスクの増加を抑えられることがわかっています。

そのため、十分な睡眠時間が確保できない人は「就寝する2~3時間前に入浴をする」「朝食を毎日きちんと摂って体内時計のリズムを整える」「ウォーキングなどの運動をする」「決まった時間に就寝をする」「起きた時には朝日を浴びる」などの生活習慣を心がけて、質の高い睡眠をとることが大切です。

睡眠は健康に影響をおよぼす、非常に大切な生活習慣です。米国の医学誌に発表された研究では、睡眠時間が5時間よりも低い人は、7時間以上の人と比べて、糖尿病の発症リスクが5倍以上も高くなるという結果が紹介されています。十分な睡眠時間がとれない場合は、できるだけ睡眠の質を高めて、リスクの増加を抑えましょう。食事や運動と同じように、日々の睡眠もまた、糖尿病リスクを低減するひとつの方法なのです。

参照・参考
東京西川の4層特殊立体構造マットレス使用により、
睡眠の質改善と、糖尿病予防につながることを示唆

Effect of mats with “A Distinctive 4-Layer 3-Dimensional Structure”on sleep quality, anti-oxidative and immunological function.
Short Sleep Duration and Poor Sleep Quality Increase the Risk of Diabetes in Japanese Workers With No Family History of Diabetes | Diabetes Care

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