食材選びをお助け!糖質、脂質、アルコールに注目した「食材早見表」はこちらから

【医師監修】足の爪が盛り上がってきたら要注意!糖尿病によって起こる「爪肥厚」とは

「爪肥厚」とは?

「爪肥厚」とは、足の爪が濁った白や黄色に変色し、分厚く変形してデコボコした形になる症状をいいます。重度の場合には自分で爪を切ることが難しくなったり、歩くのに困難が生じることもあります。

爪肥厚が生じる原因は大きくわけて2つあります。ひとつは「爪白癬」、もうひとつは「爪甲鉤彎症」です。

爪肥厚の原因①「爪白癬」

「爪白癬」は白癬菌の感染によって起こる症状で、俗に「爪水虫」とも呼ばれる症状の一種です。

白癬菌は皮膚や爪に含まれる「ケラチン」というタンパク質を栄養源にしており、症状がないときにも皮膚に住みついています。しかし白癬菌の好む湿度の高い環境におかれて急激に菌が増殖したり、傷口ができて皮膚の中に菌が侵入したり、といったイレギュラーな事態が生じた場合、菌と体の共生のバランスが崩れて感染症が生じます。感染が爪そのものや爪の下の皮膚にまで広がると、爪白癬の症状があらわれるのです。

糖尿病患者さんの場合、血糖値が高い状態が続くことで免疫力が低下しているため、白癬菌の感染を起こしやすい状態にあります。傷口から細菌が入ると二次感染を引き起こすおそれもあるため、白癬菌の感染を起こしている場合には早期の対策が必要です。

爪白癬によって爪肥厚が起こっている場合、爪はもろくなり、分厚くなった先端からぼろぼろと崩れていきます。また、白く濁った色に変色することも特徴としてあげられます。

爪肥厚の原因②「爪甲鉤彎症」

一方、「爪甲鉤彎症」は肥厚だけでなく、爪がまっすぐ伸びずに指からはみ出すように広がったり、指の下に向けてかぎ型に湾曲するといった変形を伴います。

私たちが普段立ったり歩いたりしている時には足の指先に力が加わっています。この力の加わり方がおかしくなることで、爪がきちんと伸びず、かぎ型に変形してしまうのです。

これまで爪甲鉤彎症の主な原因とされてきたのは、サイズの合わない靴をはいていることでした。たとえばつま先が圧迫されて痛い靴やハイヒールばかりをはいていると、足の指は強い圧迫を受け続けます。その結果、爪が盛り上がって分厚く変形してしまうのです。

もっとも近年では、足の指に過剰な力が加わることだけでなく、きちんと力が入らないことも爪肥厚の原因になることが指摘されています。

もともと足指の爪は正常な力がかかることでまっすぐ伸びているので、力が入らなくなれば伸び方が歪んでしまいます。このため、寝たきりの方やしびれがあってあまり歩かないという方にも爪肥厚が生じやすくなります。

糖尿病患者さんも合併症である神経障害を発症していると手足がしびれ、感覚が麻痺して指先に力が入りにくくなるので、かかとの高い靴をはかない方も爪の変化に気をつけてください。

爪肥厚の治療法

爪肥厚の治療は主に、分厚く盛り上がった爪の表面を削り、平坦にならしていきます。場合によってはふくらんだ爪を除去し、新しく生えてきた爪を正常な形に整えることもあります。

爪 白癬など他の原因がある場合はその治療も行います。もちろん、糖尿病患者さんの場合には血糖値のコントロールをはじめ、糖尿病そのものの治療を進めることが不可欠です。

1 2 3

糖尿病とうまくつきあう 会員登録
糖尿病とうまくつきあう 会員登録

糖尿病とうまくつきあう トークルーム

糖尿病とうまくつきあう トークルーム

【歯と口の健康週間】最近歯医者さんに、いつ行きましたか?

おいしい食事やバランスの良い食事を続けるためにも口と歯の健康が大切ですが、自分自身で異常に気づくのは難しいこともありますよね。
そこで、今回のテーマはこちら!
「最近歯医者さんに、いつ行きましたか?」

このトークルームを見る

糖尿病クイズ 〜あなたはどのくらい知っている?〜

糖尿病QUIZ!(基礎知識編)

血糖値を下げる働きをもつホルモンは「インスリン」、では血糖値を上げる働きをもつホルモンは何でしょう?
1. ドーパミン
2. グルカゴン
3. グレリン

正解はこちら

記事ランキング

カテゴリ一覧

月2回届く糖尿病関連ニュースレター 管理栄養士監修 糖尿病レシピ

糖尿病ニュース

もっと見る

最新記事

食事で予防

もっと見る

カロリー制限で治療と予防

もっと見る

運動で治療と予防

もっと見る

生活習慣で予防

もっと見る

治療と予防コラム

もっと見る

おでかけして予防

もっと見る
合併症 症状 糖尿病 足病変
×BannerBanner