糖尿病を患いながらも活躍!元Jリーガー杉山新さん

有名人の中にも糖尿病を患いながら、各界の最前線で活躍している方がいます。
今回は、元Jリーガーで16年間プロサッカー選手として活躍した杉山新さんをご紹介したいと思います。

プロとして活躍中の23歳で1型糖尿病を発症

杉山新選手は、柏ユースから1999年にトップユースに昇格、2003年にヴァンフォーレ甲府に移籍し活躍を続けてきました。
そんな杉山新選手が1型糖尿病を発症したのが、移籍した1年目の23歳のとき。

<1型糖尿病とは?>

糖尿病には、「1型糖尿病」「2型糖尿病」の2種類があります。日本の糖尿病患者さんのうち、9割以上が加齢や遺伝、生活習慣などが原因となって発症する「2型糖尿病」。一方で、「1型糖尿病」は、年間発症率が10万人あたり1~2人の稀な病気。小児期に発症することが多いため「小児糖尿病」と呼ばれることもありますが、杉山選手のように成人になってから発症する場合もあります。その原因は未だ全容が解明されておらず、自分の体の細胞を攻撃し破壊してしまう(1型糖尿病の場合は、血糖値を下げる働きのあるホルモン「インスリン」を分泌するすい臓のランゲルハンス島のβ細胞を破壊)自己免疫疾患と考えられています。

糖尿病の症状はさまざまですが、のどが渇く、水をたくさん飲む、おしっこの回数が増える、体がだるい、といった症状が現われることがあります。杉山選手もまさにそんな症状が原因で病院を転々とした結果、1型糖尿病が発覚したそうです。

一度は戦力外通告を受け、見事プロに復帰

スポーツ選手は、日々の体調管理は基本中の基本。
1型糖尿病は、インスリン注射や血糖測定などを、日常的に自分でおこなっていく必要があります。そんな中で杉山選手は一度戦力外通告を受けてしまいます。しかし、1型糖尿病と向き合い、スポーツ選手としての自分の体を見極めながら練習を続け、見事2カ月後にプロに復帰を果たしたのです。

16年間のサッカー選手生活にピリオド。指導者としての道へ

1型糖尿病と闘いながら、プロスポーツ選手を続けるのは並大抵のことではないでしょう。しかし杉山選手は16年間もの間、治療を続けながら活躍を続けました。2015年2月に引退が発表され、今後はサッカーを指導する立場として活躍をしていくそうです。

糖尿病だからといって夢を諦めることはない。食事や運動など規則正しい生活が大切

プロサッカー選手としての杉山選手を支えたのは、やはりサッカーが好きだという気持ちと、家族。また病気になったことにより、サッカーへの思いや周りの人々への感謝を大切にし、むしろそれまでよりも健康的な規則正しい生活を送るようになったとのこと。

栄養バランスのとれた食事、運動、また必要であればインスリン注射を正しく続けていけば、もし糖尿病を患ったとしても、杉山選手のように活躍することはできるのです。もちろん杉山選手の努力ははかり知ることができませんが、「夢を諦めることはない」という杉山選手の不屈の姿勢には勇気がもらえますね。

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