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【医師監修】乾燥だけじゃない?糖尿病患者さんが気をつけたい、「かかとのひび割れ」

糖尿病患者さんがかかとのひび割れに気をつけたい理由とは

乾燥しがちな季節には皮脂腺から分泌される油分が皮膚を保護してくれることが知られていますが、足の裏にはこの皮脂腺がありません。このためかかとはもともと乾燥しやすく、冬になるとカサついてひび割れを起こすことがあります。

糖尿病の患者さんは神経障害のために乾燥に悩まされがちです。高血糖が続いて自律神経の働きが阻害されると汗の分泌がうまくいかなくなり、異常に汗をかいたり、逆に汗をかかなくなって皮膚が乾燥しやすくなるのです。空気が乾燥する冬場はもちろん、夏でも肌の乾燥が気になるという方もいます。

乾燥した皮膚は時にささくれ立ち、靴下をはくときに引っかかったり、かゆみの原因にもなります。また、かかとのひび割れは気づきにくい・治りにくいという厄介な特徴も持っています。

・傷口が開くまで気づきにくい
急に手足がパサパサしてきた、気づいた時にはビッシリひび割れができていた、という経験のある方は多いのではないでしょうか?どこかにぶつけた、転んですりむいた、といったアクシデントによるケガに比べると、かかとのひび割れは症状の進行が自覚しにくいものです。足先にしびれが出たり感覚が麻痺するといった神経障害の症状があると、なおさら足の裏の違和感に気づきにくくなります。パックリ傷口が開いたままで過ごしていると、雑菌が入り込みやすいことは言うまでもありません。

・治りにくい
かかとにひび割れがあることを自覚していても、歩くときには足の裏に体重をかけざるをえませんね。体の重みによっていつも圧迫を受けるため、かかとや足の裏にできた傷は、他の部位の傷に比べて治りにくい傾向があります。さらにチクチク痛いからとひび割れた足をかばって歩くと、バランスを崩して転倒するリスクも高まります。

糖尿病の患者さんは免疫力が低下しており、小さな傷口から重篤な細菌感染が起こることもあります。特に足の傷は潰瘍、壊疽に発展するリスクをはらんでいます。一度かかとがひび割れてしまうと治療に時間がかかり、それだけリスクも高まってしまいますから、カサカサが気になり始める前にしっかり保湿クリームを塗ってケアしておきましょう。傷口ができていないか、足裏のチェックを念入りに行うことも重要です。

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