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【医師監修】「寝すぎ」は危険?糖尿病患者さんが気をつけたい睡眠習慣とは

睡眠不足は糖尿病の発症リスクに直結

夜勤を含むシフトワークなど夜遅くまで眠りにつけない睡眠習慣や、睡眠時無呼吸症候群・不眠症といった睡眠障害によって質・量ともに十分な睡眠がとれないことは、生活習慣病のリスクを上昇させることが知られています。糖尿病も例外ではありません。

慢性的な不眠症状のある人は、血糖を上昇させる糖質コルチコイドが過剰に分泌され、またインスリン抵抗性も高まるため高血糖になりやすいといわれます。また、睡眠不足によって食欲を高めるホルモンが増加するため食事量が増え、肥満のリスクも高まります。

さらに入眠困難や中途覚醒・早朝覚醒など不眠の症状を抱えている人は、朝までぐっすり眠れる人に比べて糖尿病の発症リスクが1.5倍~2倍にもなると言われています。ですから睡眠不足は糖尿病のリスクとも直結する問題であるといえます。

「寝すぎ」は糖尿病の発症リスクを高める?

日常的に睡眠不足が続いていると、たまの休日には思い切り寝だめをしたくなりますね。例えば普段は7時に起きている人でも、ついついお昼過ぎまで眠ってしまうことがあるかもしれません。こうした「寝すぎ」は糖尿病のリスクにとって問題のないものなのでしょうか?

実は睡眠不足だけでなく「寝すぎ」もまた、糖尿病の発症リスクを高めてしまう可能性が指摘されています。そこで注目されている概念が「社会的時差ぼけ(social jetlag)」です。

「社会的時差ぼけ」とは、平日と休日の就寝時間・起床時間に大きな落差があり、時差ぼけになった時のように眠気や疲れが抜けない状態をさします。

2017年に発表されたオランダのコホート研究では1,585名を対象に、社会的時差ぼけの有無とメタボリックシンドローム・2型糖尿病の関連が調査されました。

その結果、特に61歳未満の若い世代において、社会的時差ぼけが1時間に満たない人に比べ、1~2時間から2時間以上の社会的時差ぼけのある生活習慣を送っている人は、メタボリックシンドロームや2型糖尿病を発症するリスクがおよそ2倍にもなることが示されました。

またルーマニアにおいて115名の1型糖尿病の患者さんを対象にして行われた研究では、1時間以上の社会的時差ぼけのある人は糖尿病の診断基準のひとつであるHbA1c値が高く、血糖コントロールが不良であるとの結果が出ています。

この研究において社会的時差ぼけは、睡眠の質の低下や睡眠時間とは関係なく、血糖コントロールに悪影響をおよぼすものであることが示されました。

たとえ休日のみのことであっても、「寝すぎ」によって生活習慣を狂わせることは糖尿病のリスクを高め、治療に大きな影響を与えてしまうようです。

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