糖尿病患者さんのための、海外旅行事前準備をレクチャー

旅行先での注意点

食事はその土地の楽しみの一つではありますが、指示カロリーに沿った量に調節して食べるように工夫しましょう。海外では、脂肪分が多いだけでなく意外に糖分も多いので注意が必要です。

とはいえ、カロリーオーバーを気にしすぎて食事を減らしすぎると、今度は低血糖になる可能性があります。

また、海外は日本と異なる気候であることも多いものです。糖尿病治療薬であるインスリンは、凍結や高温、直射日光などで働きが失われてしまいます。旅先で薬を保管する際は、気を配るようにしましょう。

薬を万が一失くしてしまった場合、糖尿病カードを現地の医療機関に提示することで、いつも使っているものを処方してくれます。使用している薬の名前は日本語だけでなく、英文でもメモをしておくとさらに良いでしょう。

薬や食事のほかに、下痢と靴ずれにも注意してください。海外に行くとお腹を壊す人が多いですが、糖尿病患者さんの場合、高血糖に伴う脱水を助長させ、さらに体調が悪化する可能性があります。
下痢やおう吐などの症状が見られたら、十分に水分を補給し、発熱がみられたら、すぐに現地の医療機関を受診しましょう。

また、糖尿病患者さんは、血流障害や感染症への抵抗力が低下しています。もし、靴ずれができたら、水ぶくれはつぶさず、すぐに抗菌薬入りの薬をつけ、ガーゼやばんそうこうなどで保護しましょう。

神経障害のある患者さんは、痛みを感じにくい状態なので、特に注意が必要です。凍傷や火傷などにも気をつけましょう。
履きなれた靴を履き、可能であれば2足用意しておくと安心です。素足やサンダルは避けた方がよいでしょう。

旅行は、事前の準備から楽しいものですよね。
観光や食事、買い物に専念できるよう、事前にしっかりと準備して、海外旅行を楽しみましょう!

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