治療と予防コラム

糖尿病患者なら知っておきたい!外出時や旅行時の必需品とは?

糖尿病になると普段の生活では薬、お薬手帳、血糖測定器や体重計、血圧計などがあります。
家にずっといる場合はそれで事足りますが、ちょっとした外出をするときや、旅行のときには何に気をつけ、何を持っていけば良いのでしょうか。


ちょっとした外出の場合

薬

糖尿病患者さんが外出する場合に持っていくべきものは、「薬」、「お薬手帳」「糖尿病連携手帳」、「糖尿病IDカード」、「ブドウ糖(または砂糖)」です。


調剤薬局でもらえる「お薬手帳」は飲んでいる薬の履歴がわかるものです。


「糖尿病連携手帳」は、糖尿病と診断されると病院や薬局でもらえる手帳です。
検査値や治療内容、合併症などについて記録ができます。


「糖尿病IDカード」は、日本糖尿病協会が発行しているカードです。
氏名、年齢、主治医、病院の連絡先、低血糖時の対処法が書かれているので旅行時にも災害時にも役立ちます。


また外出中の低血糖症状(異常な空腹感、動悸、震えなど)に備えるために、「ブドウ糖や砂糖」を持ち歩くようにしましょう。固形のものやスティックシュガータイプのものを選ぶと持ち運びが便利です。


ただし、ひがし成人・循環器内科クリニックが発表している資料(http://www.higashi-clinic.com/pdf/d05.pdf)では、α-グルコシダーゼ阻害薬(ベイスン、グルコバイなど)を服用している患者さんは、砂糖ではすぐに血糖値をあげる事ができませんので必ずブドウ糖を携帯するよう勧めています。


国内旅行や海外旅行の場合

飛行機

糖尿病患者が旅行をする場合、普段の外出でも必要な薬、お薬手帳、糖尿病連携手帳、糖尿病IDカード、ブドウ糖(または砂糖)はもちろん旅行にも持っていきましょう。
これらは、必ず手荷として機内に持ち込みましょう。


その他には、以下のものが必需品となります。


・血糖測定器

旅行中は生活リズムが変わりやすいので、血糖コントロールができているか血糖測定器でこまめにチェックしましょう。
短いフライトでもトラブルで状況が変わる場合がありますから、必ず手荷物として飛行機に持ち込むようにしましょう。


・英文の診断書または英文カード

海外旅行中に急に具合が悪くなることもありますから英文の診断書か糖尿病カードの英文版を主治医に作成してもらいましょう。
病状や使用している薬について英語で記載されるので、海外の病院でも迅速に対応できます。


・治療に必要な薬や注射器

特に海外旅行の場合は、必ず手荷物として携帯しましょう。
入国審査の際に、チェックされるので、英語で薬や注射器の説明ができるようにメモ書きをしておくか、糖尿病IDカードや英文の診断書をすぐに出せるようにしておくと安心です。
また、海外でのスリや置き引きの可能性も考えて、同行者に半分薬を預けておくとさらに安心です。


・胃薬、風邪薬など

旅先で体調を崩すと、血糖コントロールに響きます。
なるべく早く体調を回復させるために常備薬も持っていきましょう。/p>

・補食(アメ、ビスケットなど)

旅行での予定変更で食事時間がずれてしまい、食事が摂れないときのためにおやつ代わりに補食を用意しておきましょう。


・履き慣れた靴

糖尿病神経障害がある場合は、靴擦れが原因で壊疽になることがあります。
必ず履き慣れた靴で出かけるようにし、旅先でもフットケアを行いましょう。


あとは、持ち物ではありませんが、海外で病院を受診する可能性もあるため、旅行前に海外旅行傷害保険に加入しておきましょう。
旅行の日程やスケジュールが決まり次第、主治医に伝え、時差の大きな国に行く場合は服薬スケジュールを相談し、持ち物リストもチェックしてもらうようにすれば安心です。


糖尿病でも注意すれば楽しい旅行ができる!

今回は、糖尿病患者さんがちょっと外出をするときや旅行のときの注意点や持っていくべきものについてご紹介しました。
糖尿病だから旅行は無理だ…と諦めてしまうことも多いですが、そんなことはありません。注意すべきポイントさえきちんと守って旅行を楽しみましょう。


参考:

http://plus-tonyobyo.net/f02tabi.html


http://www.nittokyo.or.jp/patient/goods/index.html


http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/44.pdf

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