治療と予防コラム

見つかりにくい糖尿病リスク「脂肪筋」に備えるポイントとは


インスリン抵抗性に影響を与える脂肪筋

脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪の他にも、筋肉や肝臓、膵臓にも蓄積することが明らかになっています。

このうち筋肉・肝臓・膵臓に蓄積する脂肪は、「異所性脂肪」とも呼ばれています。

脂肪筋というのは、そんな異所性脂肪の中でも、筋肉の細胞に脂肪が過剰にたまった状態をあらわします。脂肪筋は筋肉に霜降り状に蓄積し、運動機能の低下を起こし、高齢になると、筋肉量が減少する「サルコペニア」の危険性も高くなります。

また、脂肪筋は2型糖尿病の発症リスクにも関係しています。脂肪筋が増加するとインスリン抵抗性が上昇し、インスリンの効きが悪くなります。その影響によって血糖値が下がらなくなり、2型糖尿病を発症する可能性が高くなってしまうのです。

日本人には、見た目には太っていないのに生活習慣病を発症しやすい、いわゆる「やせメタボ」と呼ばれる人がたくさんいます。

このような「やせメタボ」の人の中には脂肪筋の蓄積が見られるケースも多く、血糖コントロールの悪化を防ぐという意味でも、脂肪筋をためないように注意をしなければいけません。

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