治療と予防コラム

買い物弱者は健康のリスクが高い。国が推奨する対策とは?


増加する買物弱者。健康への影響も

総務省によれば買い物弱者とは、「流通機能や交通網の弱体化とともに、食料品などの日常の買物が困難な状況に置かれている人々」を指します。

買物弱者が増加してしまう理由は地域によって異なります。例えば農村や山間部では、車で移動しなければ店舗がないなど、アクセス可能な場所に店舗が存在しないために、買い物弱者になってしまうケースがみられます。大都市でも、近隣に高所得者向けの店舗しか存在しないエリアが存在したり、地方都市では郊外の大型店舗の進出によって中心街が衰退したりするケースがあります。買物弱者は過疎化した地域の問題だけに止まらないのが現状です。

それを示すように、平成22年に経済産業省が公表した調査結果では、買物弱者の推定数は600万人であったのに対し、平成27年では100万人増の700万人に膨れ上がっています。今後は単身高齢者世帯の増加によって、その数はますます増えていくと考えられています。

買物弱者になってしまうことで生じる影響は、「商店への距離が遠くなることで、転倒や事故のリスクが増える」「外出頻度の低下による生きがいの喪失」など、多岐にわたりますが、健康への影響も深刻であると指摘されています。

買物環境が悪くなると、購入する食材の選択肢が狭くなってしまい、低栄養化を引き起こします。英国ではこうした栄養不足によって生じる問題は「フードデザート(Food Poverty))と呼ばれており、糖尿病や心臓病、脳卒中などの健康被害のリスク上昇が指摘されています。これは健康上のリスクだけではなく、経済的な損失という観点からも問題視されています。

1 2 3

PR注目記事

健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」
健康道場「緑のサラナ」

糖尿病クイズ 〜あなたはどのくらい知っている?〜

糖尿病QUIZ!(基礎知識編)

糖尿病になりやすいのはどこの国の人でしょう?
1. 日本
2. アメリカ
3. オランダ

糖尿病とうまくつきあう

糖尿病ニュース

座りっぱなしは健康への悪影響が!立ち上がって運動を

みなさんは1日の中でどのくらい座って過ごしていますか? 体をあまり動かさない座ったままの時間が長いと、血液がドロドロになり、動脈硬化が進みやすくなるおそれがあるという研究が発表されました。 詳 ...

健康的な生活は朝食から!動脈硬化の予防にもつながる!

忙しいとついつい抜いてしまいがちな朝食ですが、健康のためにはしっかり食べる事が重要です。 朝食を抜く習慣のある人は、朝食をしっかり食べる習慣のある人に比べ、動脈硬化を発症する可能性が2倍に高まるとい ...

その他の記事

適切な治療を阻む残薬問題。糖尿病との関わりは?

近年では、患者さんが多くの薬を飲み残す「残薬」が、適切な治療や医療費の削減等の観点から問題視されています。 2017年11月14日、日本イーライリリー株式会社(以下、日本イーライリリー)は2型糖 ...

座り過ぎは糖尿病リスクを高める!? 立って過ごす時間を増やそう

デスクワークの仕事が多い方の中には、1日のうち長時間を座って過ごしているという方も多いのではないでしょうか。しかし、座っている時間が健康に与える悪影響を指摘する研究も多く存在します。座っている時間が長 ...

早食いを改めることで糖尿病リスクが低下? 食事にかける時間と健康の関係

食事は健康を維持する上で重要な要素であり、栄養バランスのとれた食事は糖尿病の食事療法においても基本です。しかし、食事の取り方までは意識していないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 食事 ...

世界糖尿病デーの重要なテーマに。女性が糖尿病に注意しなければいけない理由は?

11月14日は、「世界糖尿病デー」です。これは、インスリンを発見したカナダのバンディング博士の誕生日を由来としており、1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)によって制定しました。 ...

特殊構造のマットレスが糖尿病の治療に期待。睡眠の質と症状の関係は?

寝具ブランドのひとつ、「東京西川」は自社商品である特殊構造のマットレスを用いた共同研究を行い、糖尿病予防につながる効果が期待できることを明らかにしました。この研究で得られた結果は、睡眠の質が糖尿病のリ ...

一覧に戻る

Facebook始めました!レシピ集更新中!
レシピ集

糖尿病ニュース

糖尿病になりました

PAGETOP