【医師監修】インスリン注射や血糖値自己測定に使う針・センサー。どう捨てればいい?
針はケースを装着し、自治体のルールに従って廃棄
インスリンの自己注射に広く用いられているペン型の注射器には、「針刺し」事故を起こすことなく処理できる針ケースが付属しています。この針ケースを装着することで、安全に針を取り外し、処理することができます。穿刺針にも保護キャップがついていたり、針周辺部分そのものが使い捨てられるものがあります。
使用済みの針はケースを装着したまま、プラスチックや厚紙の容器に入れます。空の牛乳パックやラベルを外した350mlペットボトルなど、針が貫通して外に出る心配のないものを使いましょう。誤ってリサイクルにまわる危険があるため、缶・ビンに入れることは避けてください。
その後の処理は、自治体により異なります。容器を密封したあと、袋に入れて「燃えるごみ」として処理する例もありますが、針は自治体では処理できない、としているところも少なくありません。注射針の回収を行っている薬局もあるため、その際には薬局やかかりつけの病院にご相談ください。
参照・参考
在宅医療廃棄物の取扱いガイド
在宅医療廃棄物の処理に関する取組推進のための手引き
在宅医療廃棄物の分け方・出し方 | 壬生町公式WEBサイト