【医師監修】糖尿病患者さんが気をつけたい、靴下の選び方とは?
足の異常が目でわかる、白い靴下がおすすめ
糖尿病の神経障害が進行している場合、足にケガをしても痛みを感じにくく、気づくのが遅れることがあります。こんなときにチェックしておきたいのが靴下の汚れです。靴下に血や靴擦れの浸出液などがついていれば、足のどこかに傷があるとわかりますね。ちょっとした出血でも気づきやすいよう、白い靴下をはくことが望ましいと言われています。
足の圧迫を防止!縫い目の細かいものを選ぶ
靴下の圧迫が強いと、足の血行を妨げてしまうことがあります。履き口のゆったりした靴下を選び、足をしめつけないようにしましょう。また、意外と盲点になりがちなのが靴下の縫い目です。縫い目の粗い靴下は裏地に大きな凸凹ができ、はいた時に足が圧迫されることがあります。靴下をはく時には裏返して縫い目をチェックし、縫い目の細かい靴下や縫い目のない靴下を選ぶようにこころがけてください。2枚の靴下を重ねばきすることも、しめつけが強くなってしまうためNGです。
吸湿性の高い素材を選ぶ
いくら靴下をはいていても、吸湿性の低い素材では足が蒸れてしまいます。冬といえども蒸れた靴下でいると水虫の危険が避けられないところです。靴下の素材は綿など吸湿性の高いものを選びましょう。また、水虫の予防には指のスキマの湿度を吸い取ってくれる5本指の靴下も有効です。
穴があいた靴下ははかない
底に穴があいていたり、破れた靴下は歩いている間にズレやすく、かえって靴擦れの原因になってしまうことがあります。靴下に穴やほつれがないかどうか、はく前にチェックしておきましょう。また、同じ靴下をはき続けず、毎日はきかえて足を清潔に保っておくことも大切です。