【医師監修】真夏日!高温下でインスリン製剤はどうなる?

インスリン製剤にはどんなものがある?

インスリン製剤には、カートリッジ製剤・プレフィルド(キット)製剤・バイアル製剤の3つのタイプのものがあります

・カートリッジ製剤
ペン型の注入器に専用のカートリッジを装着して使用します。カートリッジは詰め替えることができます。

・プレフィルド(キット)製剤
注入器にカートリッジがあらかじめセットされている製剤です。使い捨てで、詰め替えはできません。

・バイアル製剤
瓶に入った製剤を、専用の注射器(シリンジ)で吸い上げて使用します。

インスリン製剤の保管温度って?

インスリン製剤の最適な保管温度は、製剤が未開封の場合と開封済みの場合とで異なります。

製剤が未開封の場合には、カートリッジ製剤・プレフィルド製剤・バイアル製剤ともに、2℃~8℃程度の温度で保管するのが望ましいとされています。

開封後のカートリッジ製剤・プレフィルド製剤は冷蔵庫には入れず、1℃~30℃程度の室温で保管します。瓶詰のバイアル製剤は開封前と同じく、2℃~8℃の環境で保管します。カートリッジ製剤・プレフィルド製剤は製品の使用期限に従い、バイアル製剤は開封したら1か月を目処に使い切りましょう。

高温・低温下でインスリン製剤はどうなる?

インスリン製剤を極端な高温・低温下においた場合、注入器に不具合がおこったり、製剤が変性することがあります。

・低温下での変化
インスリン製剤が凍結するとインスリンの結晶が析出して白くにごり、大きな気泡があらわれます。一度こうなってしまうと解凍しても元通りにはなりません。また、カートリッジ製剤・プレフィルド製剤が凍結した場合、製剤が膨張して注入器が故障し、きちんと動作しなくなります。

透明なはずの製剤が白濁していたり、注入器にヒビがみられるなど、凍結した形跡のある製剤は使用しないようにしましょう。また注入器は結露によっても不具合を起こすため、凍結に至らずとも極端な低温には要注意です。

・高温下での変化
インスリンはそもそもタンパク質であるため、37℃以上の高温になると変性が始まります。この場合にも凍結した時と同じく透明な製剤が白くにごり、気泡があらわれます。また、逆に白く濁っているタイプの製剤が透明になってしまうこともあります。

・直射日光にも要注意
インスリンは光に弱いため、直射日光に当たり続けると製剤中のインスリン含有量が減少してしまいます。温度が上がって変性の危険が生じることはいうまでもありません。

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