HbA1c値の自己測定で、糖尿病の早期発見を!

自己測定が糖尿病の早期発見のカギ

そもそも、糖尿病は初期の段階では自覚症状があらわれにくく、早期発見のためには定期的な血液検査を行うことが大切です。

にも関わらず、40歳以上の被保険者を対象にした特定検診制度の受診率は半数にも至らず、40歳以下になるとその値はさらに低迷していました。

こうした状況の中、2010年には血液検査へのハードルを下げて検査の機会を広く提供することを目的に「糖尿病診断アクセス革命」と呼ばれるプロジェクトがスタートしました。

その中で、東京都足立区と徳島県内にある10の薬局を対象に、小型検査機器によるHbA1c測定の効果を調べる調査が行われました。

2010年10月のスタートから2014年9月までの4年間に検査を受けた人の数は4,113人。その中で糖尿病の可能性が疑われた人は約11%、予備群の可能性が高い人は約15%でした。検査を通して全体のおよそ4人に1人に医療機関の受診を勧められたことで、薬局などの自己測定が糖尿病の早期発見に効果があることが示されました。

これらの調査の成果などを踏まえて検討された結果、それまで法律的な位置付けが不透明であった薬局などの施設での自己測定について、2014年にHbA1cの測定が解禁。現在のゆびさきセルフ測定室の普及につながっています。

糖尿病をはじめとした生活習慣病の影響を最小限に抑えるためには、早期発見・早期予防が重要です。今回紹介した調査の結果のように、測定によって糖尿病やその予備群であることが見つかるケースは決して珍しくはありません。自分は大丈夫だと思っている人も、HbA1cの測定を行うことでリスクに備えることができるのです。

「ゆびさきセルフ測定室ナビ」のウェブサイトからは、全国にあるゆびさきセルフ測定室を調べることができます。中には店舗への問い合わせが必要な施設もありますが、近所に気軽な採血検査ができる施設があるかどうか、一度調べてみることをおすすめします。

参照・参考
ゆびさきセルフ測定室ナビ
糖尿病診断アクセス革命│プロジェクト詳細
糖尿病診断アクセス革命│4年間4,113名を検査し、約4人に1人が糖尿病または予備群 4月に誕生した“検体測定室”も次々と全国で開設へ
厚生労働省│平成27年度 特定健康診査・特定保健指導の実施状況

1 2 3

注目記事

もっと見る
健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」
健康道場「うまくつきあう80kcalショコラ」
健康道場「緑でサラナ」
健康道場「緑でサラナ」

糖尿病クイズ 〜あなたはどのくらい知っている?〜

糖尿病QUIZ!(基礎知識編)

糖尿病になりやすいのはどこの国の人でしょう?
1. 日本
2. アメリカ
3. オランダ

>> 正解はこちら
第6回 糖尿病川柳

記事ランキング

カテゴリ一覧

毎週届く 糖尿病関連ニュースレター便利な糖尿病サポートツールもご利用いただけます 糖尿病適応度チェック 16問の質問に答えて、あなたと糖尿病の関係を確認してみませんか?

糖尿病ニュース

もっと見る

最新記事

食事で予防

もっと見る

カロリー制限で治療と予防

もっと見る

運動で治療と予防

もっと見る

生活習慣で予防

もっと見る

治療と予防コラム

もっと見る

おでかけして予防

もっと見る
合併症 症状 糖尿病 足病変