夜型の生活は要注意! 睡眠と糖尿病の関係

寝不足が糖尿病を引き起こすメカニズム

シカゴ大の研究チームが行った睡眠に関する研究によれば、1日に4時間強の睡眠時間が4日続いた被験者は深夜・早朝に、血中の遊離脂肪酸が15%から30%も上昇することが判明しました。

身体を動かすエネルギーとなる遊離脂肪酸ですが、血中の遊離脂肪酸の濃度が高くなりすぎると、肥満や心疾患、2型糖尿病などの発症、悪化につながる恐れがあります。つまり、あまりにも睡眠不足が続いてしまうと糖尿病にかかるリスクが高まってしまうのです。

さらに、米ペンシルバニア大学の研究チームによると、睡眠不足になると脳が「脂肪をもっと摂りたい」と感じるようになってしまう、という報告もあります。それによれば、徹夜した晩には1000kcalも多くカロリーを摂取したケースもあるのだそうです。睡眠不足は体内の変化の面でも、カロリー摂取の面でも糖尿病の大敵といえます。

睡眠と食事の関係

糖尿病に悪影響を与えるのは、睡眠不足だけではありません。夜型生活は若年層であっても、体脂肪や中性脂肪、血中脂肪が高くなりがちになります。韓国の高麗大学などの研究グループによれば、男性は骨格筋が低下するサルコペニアと糖尿病が、女性では心臓病、脳卒中や糖尿病のリスクが高まるメタボリックシンドロームになりやすくなるのだそうです。

さらに、夜型生活は食事などの生活習慣にも、以下のような悪習慣をもたらしてしまいます。

1.朝食抜き

夜型生活の人はしばしば朝食を抜きがちです。けれども、朝食を抜くと昼食と夕食ののちの血糖値が上昇しやすくなります。糖尿病患者さんの血糖コントロール不良という面でも、予備群の方の発症リスクの面でも好ましいとはいえません。

2.夜のドカ食い

夜遅くまで起きていると、夜中にお腹が空いてつい何かを食べがちになります。その分摂取カロリーも多くなりますし、血糖値が高いまま眠りにつくことになります。また、夕食が多くなってしまうと血糖値が急上昇し睡眠の質も悪化してしまいます。夜型になることで、食生活も夜がメインになってしまうことで、食事のバランスが崩れ、血糖コントロールがうまく行かなくなってしまうのです。

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