【医師監修】知っておきたい!糖尿病が原因の皮膚トラブルとスキンケア

糖尿病患者さんは高血糖が続くと免疫力が低下し、合併症を起こしやすく末梢神経・循環の機能障害から、皮膚トラブルも起こしやすくなってしまいます。

皮膚トラブルと糖尿病の関係を知り、正しいスキンケアを身につけて、皮膚トラブルを未然に防ぐことが大切です。

糖尿病と皮膚トラブルの関係性

糖尿病では血糖値が高い状態が続きますが、血糖値が高いと細胞が水分を吸収しにくく、脱水症状になりやすいので皮膚が乾燥します。また、高血糖による自律神経障害から汗をかく機能が低下し、身体全体に皮脂が行き届かなくなることも乾燥肌の原因の一つと考えられるでしょう。

乾燥によるかゆみで皮膚を掻き、傷口から細菌が入って感染症を起こしてしまったり、特に夏場は肌の露出が増えて、日焼けなどのダメージによっても皮膚トラブルが起こりやすくなります。

糖尿病患者さんは、免疫力が低下しているため、皮膚トラブルが治りづらく、悪化しやすい状況にあります。かゆみなどの症状が出た場合には、軽いうちに早めに皮膚科へ受診しましょう。

日々のスキンケアを大切に!特に足のケアはこまめに行いましょう

足は特に皮膚トラブルが多い部位。糖尿病患者さんは、感染症を起こしやすいため、毎日のケアは重要です。

水虫などの感染症は悪化すると壊疽が進み、最悪の場合、足の切断を余儀なくされる事態も起こり得ます。また足の皮膚トラブルで、健康な人では深刻な問題にされることが少ない「タコ」も、糖尿病患者さんにおいては気にしてほしいポイントです。足の裏や色の変化、爪の周り、指の間に傷がないかなど、細かくチェックすることを習慣づけるようにしましょう。
もしタコや水虫を見つけたら早めに皮膚科を受診し、適切な治療と日々のケアのアドバイスを受けることをおすすめします。

今日から実行!健康な肌を保つ秘訣とは?

今日からできる、日常生活で気をつけるべきスキンケアをご紹介します。

  • 皮膚は常にサラサラの状態を保ちましょう。皮膚と皮膚が触れる関節部分は湿気が溜まるので細菌感染を引き起こしやすくなり、炎症やかゆみを招く原因となります。しかし、乾燥しすぎには注意してください。
  • 高温すぎるシャワーや入浴は、肌の乾燥を招くので避けましょう。入浴後はすぐに身体を拭いて保湿液などで肌に潤いを持たせましょう。厚く塗りすぎず、湿気の多い関節部分には塗らないようにしてください。
  • 傷は適切に治療し、オキシドールなど強い薬は避けましょう。小さな傷は水や石鹸で洗い流すだけでも十分効果があります。

また、皮膚トラブル忘れてはいけないのは血糖値を正常に保つこと。糖尿病を悪化させないことで皮膚トラブルも予防が可能です。日々の食事や運動などの生活習慣の見直しを行うことも大切です。

生活習慣の改善にもつながるスキンケア

日々のスキンケアや皮膚の状態を気にかけることは、生活習慣を見直す機会にもがります。自分自身でできることはたくさんあり、どれも難しいことではありません。ちょっとした心がけ次第で大きなトラブルは避けることができます。
皮膚トラブルが起きてしまった場合には、「これくらい大丈夫」と軽視するのではなく、早めに医師の診察を受けましょう。

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