【医師監修】糖尿病患者さんの深刻なリスク。足病変に備えるフットケアの方法とは

入念なフットケアで足病変の対策を

足を手入れする習慣をつけたり、入念なチェックを行うと、糖尿病足病変の悪化を予防できます。これらの対策はフットケアと呼ばれ、糖尿病治療の大事な要素の1つとされています。

日頃の足の観察は、フットケアの基本の1つです。見えない部分は鏡を使うなどして、細かい所まで観察しましょう。特に、長いウォーキングなどの運動後は、入念なチェックが大切です。足に傷や赤い腫れに気がついた時や、水虫・細菌の感染の疑いがある場合は、主治医と相談して皮膚科の受診を検討しましょう。

細菌に感染しないよう、足の清潔を心がけることも重要です。その際は柔らかなタオルや手指を使って、趾の間などの細かい部分まで丁寧に洗います。水虫の原因になる可能性があるので、趾の間まで、皮膚が傷つかないように優しく拭き取ります。

足にできた傷や火傷にも要注意です。例えば爪を切る時は、深く切り過ぎないように注意します。

日常的にはく靴も、フットケアに関わっています。例えば「つま先に余裕があって(1cmくらい)、足の形にあっている」「革、内貼りなどが柔らかい」「靴の内側の縫い目が硬くない」「クッション性が良い」といった多くの点に気をつけて、自分に合った靴を選びます。運動や散歩などに使う靴は、足首を紐やマジックテープなどで固定できる靴にしてください。

靴下は、足の保護してくれます。ただし、靴下を選ぶ時も細かい条件に気をつけましょう。「素材に綿を使っているなど、吸湿性に優れている」「内側の縫い目がゴツゴツしていない、きつすぎない靴下」「出血に気づきやすい白い靴下」などの点に注意します。また、寒い時期などには重ね履きをしたいと思うかもしれませんが、血行を妨げることがあるので注意しましょう。

足病変と糖尿病のリスクの間には、深い関わりがあります。深刻な状態になった後で気が付くと、治療が困難になってしまうかもしれません。そうならないように、足の状態に注意をはらって予防や早期発見を心がけてください。糖尿病患者さんは適切な血糖コントロールと共に入念なフットケアを行って、足病変のリスク回避に努めましょう。

参照・参考
大血管症 | 糖尿病情報センター
糖尿病足病変 | 糖尿病情報センター
フットケア | 糖尿病情報センター

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